1日、全日空グループの旅客機のパイロットから乗務前の検査でアルコールが検出され、乗務を交代しました。
全日空のグループ会社「エアージャパン」によりますと、1日午前、成田発・ミャンマーのヤンゴン行きの便に乗務する予定だった40代のアメリカ人の男性副操縦士から、乗務前の検査で呼気1リットル当たり0.25ミリグラムのアルコールが検出されました。
全日空グループでは、先月から僅かでもアルコールが検出された場合、乗務を禁止していて、別のパイロットに交代させましたが、検査結果は元の社内基準の0.1ミリグラムも大きく超えていました。
この副操縦士は、本来乗務する予定だったパイロットが病気になったため、前日の夜に急きょ勤務変更の依頼を受けました。しかし、この時、社内規定で決められた量の以上の酒を飲んでいたのに申告せず、勤務を引き受けていたということです。
全日空グループでは1日、別の会社の「ANAウイングス」が飲酒問題で国土交通省から業務改善勧告を受けています。
エアージャパンは「再発防止策を徹底し、信頼回復に努めます」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB