2月3日は節分です。ことしの恵方巻の商戦で小売各社は予約販売を強化するなど食品の大量廃棄を防ぐ対策に力を入れています。
デパートの大丸東京店は、ことし、店頭だけでなくインターネットでも恵方巻の予約注文ができるようにしました。
節分当日も作り置きを減らし、売れ行きを見ながら作る量を調節するということで、廃棄される商品をなくしたい考えです。
大丸東京店の太葉田大さんは「お客様から『捨てるのはもったいない』という声も聞かれるので、恵方巻にかぎらず、日頃から気をつけたいと思います」と話していました。
また、流通大手のイオンも、商品の価格帯を引き下げるなどして予約販売を強化し、結果的に、去年より2割ほど予約が増えたということです。
一方、コンビニ大手は、1人でも食べきれるよう、恵方巻を小さくするなどの対策をとっていて、このうちローソンは、一般的な恵方巻の半分ほどの長さ9センチの商品をPRしています。
恵方巻の商戦が熱を帯びる一方、最近は売れ残った商品の大量廃棄が問題になっているだけに、小売各社は需要に合わせた商品づくりや販売方法に力を入れています。
-- NHK NEWS WEB