23日午前、千葉県成田市にあるテレビ番組などの撮影用の動物を飼育しているプロダクションで、飼育員2人がおりの中でライオンにかまれて大けがをしました。当時、飼育員はライオンの体の手入れをしていたということで、警察と県が管理状況に問題がなかったか詳しく調べています。
23日午前11時ごろ、千葉県成田市吉岡にあるテレビ番組などの撮影用の動物を飼育している「湘南動物プロダクション」で、飼育員がライオンにかまれたと通報がありました。警察によりますと、ライオンにかまれたのは50代の女性の飼育員と20代の男性の飼育員で、顔や足などをかまれ、大けがをしました。
警察によりますと、ライオンは10歳のオスで、当時、飼育員3人がおりの中で鎖でつながれたライオンの体の手入れをしていたところ、突然、かみつかれたということです。ライオンはおりの中にいたまま逃げなかったということです。
千葉県によりますと、この会社はライオンなどの猛獣を含む「特定動物」を飼育する許可を受けていて、去年9月末時点で15頭のライオンを飼育していると県に報告しているということです。
千葉県は23日午後、飼育状況などを確認するため立ち入り調査を行うとともに、警察と県は、ライオンの管理状況に問題がなかったか詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB