回転寿司チェーン最大手の「スシロー」は、5日と6日の2日間、全国のほぼすべての店舗を一斉休業とすることを決めました。従業員が働きやすい環境を整えるためだとしています。
発表によりますと、全国に500余りの店舗を展開している「スシロー」は、5日と6日の2日間、商業施設に入っている一部の店舗を除いて一斉に休業します。
これまで年中無休が原則でしたが、休業日を設けてほしいという従業員からの要望を受けて、一斉休業の日を設けることを決めたとしています。
会社では、必要な人手は確保できているとしていて、今後も実施するかどうかは顧客への影響などを見極めながら判断するとしています。
運営会社の「スシローグローバルホールディングス」は「お客様にはご不便をかけますが、従業員の士気を高め、サービス向上につなげたい」としています。
人手不足が深刻化する外食業界では、働きやすい環境を整えることで従業員の確保につなげようという動きが広がっています。
ことしの元日には、ファミリーレストランの「ロイヤルホスト」やラーメンチェーンの「幸楽苑」などが一斉休業に踏み切っていて、「年中無休」の営業スタイルが変わりつつあります。
-- NHK NEWS WEB