成田空港の運用時間をことし10月から深夜0時まで延長する案を話し合う協議会が千葉県芝山町で開かれ、すべての自治体が同意して正式に受け入れが決まりました。運用時間が延長されるのは昭和53年の開港以来、初めてです。
成田空港の運用時間をめぐって、国や空港会社は東京オリンピック・パラリンピックに向けて、2本のうちのA滑走路について、ことし10月から現在より1時間遅い深夜0時まで延長する案を周辺の9つの自治体に示しました。
4日は、国や空港会社、それに市長や町長などが出席して芝山町役場で協議会を開き、すべての自治体が延長案の受け入れに同意して、ことし10月からの延長が正式に決まりました。
当初は一部の自治体が反対の意向を示していましたが、空港会社が自治体の騒音対策の費用を一部負担する方針を示したことなどで受け入れに転じました。
周辺自治体で作る協議会の会長で、成田市の小泉一成市長は「環境対策などへの国や空港会社の一層の協力が確認できた。多くの住民の理解も得られると受け止めている」と話しています。
成田空港で運用時間が延長されるのは昭和53年の開港以来、初めてです。
-- NHK NEWS WEB