アメリカの大手IT企業のグーグルを傘下に置く持ち株会社は4日、去年12月までの3か月間の決算を発表し、主力の広告事業が好調だったことなどから売り上げも最終的な利益も大きく増えました。
グーグルを傘下に置く持ち株会社のアルファベットによりますと、去年10月から12月までの決算で、売り上げは392億ドル(日本円で約4兆3000億円)となり、前の年の同じ時期に比べて22%増え、四半期としては過去最高でした。
また、最終的な利益は89億ドル(日本円で約9800億円)となり、アメリカの税制改正の影響で赤字だった前の年の同じ時期から、一転して黒字を確保しました。
これはアルファベットの売り上げ全体の80%以上を占める、グーグルの検索サイトや動画共有サイト「ユーチューブ」に表示されるインターネット広告が好調だったためです。また、音声で操作するAIスピーカーやインターネット経由でデータの保存などを行うクラウドサービス事業といった広告以外の収入も、大幅に増えました。
-- NHK NEWS WEB