「トヨタ自動車」は、毎月、一定の額を支払うと、好みの車を選んで乗ることができる「サブスクリプション」と呼ばれる新たな定額サービスを6日から東京で始めることになりました。
発表によりますと、トヨタは新会社「KINTO」を立ち上げ、「サブスクリプション」と呼ばれる新たな定額サービスを6日から東京で始め、今後、全国に展開します。
自動車の国内市場をめぐっては、若者のクルマ離れに加え、カーシェアリングの普及で「所有」から「共有」へという流れも加速していて、このサービスの導入は、新しい車のユーザーを獲得するねらいがあります。
まずは、高級車ブランド「レクサス」から始め、税込みで、月額19万4400円を支払うとSUV=多目的スポーツ車やセダンなど6つの車種が半年ごとに乗り換えられるということです。
また、来月から始まるプランでは、税込みで月々5万円から10万円ほどを支払うと、プリウスやクラウンなど5つの車種の中から1つ、自由に乗れる仕組みです。
こうしたサービスを日本の自動車メーカーが本格的に導入するのは初めてとなります。
新会社の小寺信也社長は「車との新しいつきあい方を提案するサービスで、若者や海外転勤の可能性がある社会人など、車の購入を諦めていた人にぜひ活用してほしい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB