8年前、鳥取県境港市で交際していた女性を殺害したとして逮捕された男が「女性の携帯電話を持ち去り、岡山県内の川に捨てた」と供述していることが捜査関係者への取材で分かりました。警察は5日朝から川の捜索を始め、男が証拠の隠滅を図ったとみて調べています。
この事件で逮捕された、岡山県高梁市の会社員、荒木文昭容疑者(34)は、8年前の平成23年7月、鳥取県境港市で、交際していた岡山県新見市の大西美穂さん(当時28)の首をロープで絞めて殺害したとして殺人の疑いが持たれています。
その後の調べで「女性の携帯電話を持ち去り、岡山県新見市の高梁川に捨てた」と供述していることが捜査関係者への取材で分かりました。
警察は供述を裏付けるため、3日、荒木容疑者を車に乗せて現場の状況を確認し、5日朝から川の捜索を始めました。
捜査関係者によりますと、これまでの調べに対して「別の女性と結婚の約束をしていたが、被害者の女性から妊娠したことを告げられ、殺すしかないと思った」などと供述しているということです。
警察は事件後に携帯電話を持ち去り、証拠の隠滅を図ったとみて調べを進めています。
-- NHK NEWS WEB