ホンダは電気自動車向けの電池で中国の大手メーカーと提携することになりました。日本の自動車メーカーが中国のメーカーと電池の共同開発に乗り出すのは初めてです。
ホンダは、電気自動車向けの電池で中国の大手電池メーカー「CATL」と提携し、共同開発することで合意しました。両社は、栃木県にある本田技術研究所を拠点として共同開発を進めたうえで、2022年をめどにCATLが中国国内の工場で生産を始める計画です。
また、ホンダは中国市場で2025年までに20車種以上の電気自動車を投入する計画で、これらの車に両社で開発した電池を搭載するとしています。日本の自動車メーカーが中国の大手電池メーカーと共同開発に乗り出すのは初めてとなります。
電気自動車向けの電池は、中国が国家戦略として力を入れていて、CATLがおととし、パナソニックを抜いて出荷量で世界トップになるなど中国メーカーの存在感が高まっています。
このため、電気自動車などで中国市場でのシェア拡大を目指す日本の自動車メーカーの間で今後、中国の電池メーカーとの提携に乗り出す動きが広がるものとみられます。
-- NHK NEWS WEB