顔に付けると仏様のように見えるユニークな美容パックを、仏像の多い奈良のＰＲにつなげようと、地元の化粧品製造会社が奈良県などと共同で開発しました。
この美容パックは、奈良県橿原市に製造拠点を置く化粧品製造会社が、県や近畿大学と共同で開発したものです。
青銅色のパックの額の部分には丸い模様が描かれているほか、仏様の髪、「らほつ」を思わせる模様もあしらわれ、顔に付けると仏様のように見えます。
パックにしみこませている美容液には、保湿効果が高いという地元の米で造った日本酒の成分や、肌の老化防止に効果があるとされる「柿の葉」のエキスなど、奈良県産の農産品がふんだんに使われているということです。
動物由来の成分は一切含んでいないということで、製造した会社では、アレルギーのある人や肉や魚、それに乳製品などを避ける「ビーガン」と呼ばれる人たちへの奈良土産としても売り出していきたいとしています。
化粧品製造会社「マックス」の大野範子社長は「奈良らしい、おもしろいデザインだけでなく地元の魅力を生かしたいい商品ができました。多くの人たちに楽しんでほしいです」と話しています。
-- NHK NEWS WEB
