対戦型のコンピューターゲームを競技として行う「eスポーツ」で、東京を拠点とするプロのチームが新たに発足することになり、6日、選手たちが意気込みを語りました。
新たに発足したのは「eスポーツ」のプロチーム「BBV Tokyo」です。
「eスポーツ」は「エレクトロニックスポーツ」の略で、対戦型のコンピュータゲームをスポーツとして競います。
近年、世界各地で国際大会が開かれるなど若者を中心に急速な広がりを見せていて、世界での競技人口は1億人以上とされ、2022年のアジア大会では正式競技として採用されることが決まっています。
6日は、チームを運営する会社の取締役を務めるタレントの田村淳さんとチームの選手2人が会見に臨みました。
「BBV Tokyo」には、17歳から26歳の男女10人の選手が所属していて、選手たちは、年俸と出来高で会社とプロ契約を結んで、東京を拠点に国内外の大会やリーグ戦に出場するということです。
選手の1人の夏山いちかさん(26)は「ゲームを仕事にすることが夢だったのでうれしいです。ゲームが好きという人がたくさん増えるように活動していきたいです」と話していました。
田村淳さんは「ただゲームが強いだけではなくて、人を感動させるような巻き込んでいく力のあるゲーマーを育てていきたいです」と話していました。
「eスポーツ」をめぐっては、高校の部活動や実業団のチームが発足したり、障害者向けの練習施設が群馬県伊勢崎市にオープンしたりするなど、国内でも広がりを見せています。
-- NHK NEWS WEB