台湾の大手航空会社「チャイナエアライン」の一部のパイロットが、8日朝からストライキに入り、これに伴い8日から9日にかけて、合わせて26便が欠航し、日本への便にも影響が広がっています。
台湾の大手航空会社「チャイナエアライン」のパイロットが加入する労働組合は、長距離フライトのパイロットの人数を増やすなど、労働条件の改善を求めて、8日朝からストライキに入りました。
地元メディアによりますと、台湾でパイロットのストライキは初めてで、これに伴いチャイナエアラインは、北部の桃園の国際空港を中心に日本時間の8日夕方から9日にかけて、合わせて26便の欠航を決めました。
この中には、日本と結ぶ便も含まれていて、■台北と広島の往復便のほか、台北から成田、台南から大阪、大阪から高雄に向かう、それぞれ1便が欠航します。このほか、台北と那覇の往復便を含む6便に遅れが出ています。
台湾では、10日まで旧正月の大型連休が続くことから、航空便はふるさとに帰省したり海外旅行にでかけたりする人たちで混雑しており、地元のメディアによりますと、ストライキの影響は3000人以上の利用客に及ぶということです。
-- NHK NEWS WEB