賃貸不動産大手の「レオパレス21」が建設した全国の1300棟余りの建物で新たに施工の不備が見つかった問題で、会社は8日から引っ越しが必要な入居者に対し転居の要請を始めました。相談窓口の電話には問い合わせが集中し、つながりにくい状態が続いています。
去年、200棟余りのアパートなどで施工の不備が見つかったレオパレス21は、7日新たに33都府県の1324棟の建物で、耐火構造や遮音性が国の基準を満たしていないなどの不備があったことを明らかにしました。
会社は、8日から入居者や所有者に対して不備の内容を電話や郵便で説明しています。
入居者は1万4400人余りで、このうち耐火構造に特に問題がある641棟の7782人に対しては、できるだけ早い転居を要請しています。
残りの入居者にも転居を求める可能性があり、レオパレス21はいずれも費用を負担するとしています。
また、電話相談の窓口も設け、およそ20人の態勢で対応していますが、午前10時の受け付け開始から問い合わせが集中してつながりにくい状態が続いています。
相談窓口の電話番号は次のとおりです。
建物の所有者 0120−082−991
入居者 0120−911ー165
-- NHK NEWS WEB