2020年東京オリンピック・パラリンピックで活動するボランティアを採用するためのオリエンテーションが9日から都内で始まりました。
開催が来年に迫った東京大会では、競技会場などで活動する大会ボランティアには必要とされる8万人に対して20万人余りが応募し、街なかで活動する東京都の都市ボランティアには2万人程度の募集に3万6000人余りが応募しました。
9日はそれぞれの応募者のうち、事前に通知を受けた480人を対象に、都内の会場でオリエンテーションが始まりました。
会場では、大会組織委員会の職員で競泳でオリンピックに出場した伊藤華英さんがボランティアの魅力を説明したり、組織委員会や東京都の職員が面談して応募者の希望を確認したりしていました。
大会ボランティアに応募したさいたま市の62歳の会社員の男性は「震災ボランティアを何回か経験し、オリンピックにも応募した。面談を受け大会が近づいてきたという実感が湧いた」と話し、大学2年の20歳の女性は「ピョンチャンパラリンピックを現地で観戦してボランティアになりたいと思った。学んでいる英語を生かしてたくさんの人と交流し、日本のよさを伝えたい」と話していました。
いずれのボランティアも応募者へのオリエンテーションはことし7月まで行われ、その後、10月以降に行う研修会への参加を経て、来年3月ごろに採用が決まります。
-- NHK NEWS WEB