8年前、鳥取県境港市で交際していた女性を殺害したとして岡山県の男が逮捕された事件で、女性の携帯電話から家族あてのメールが事件後に送られていたことが捜査関係者への取材で分かりました。男は「女性になりすました」と供述しているということで、警察は事件の発覚を遅らせる目的だったとみて調べています。
この事件で、逮捕された岡山県高梁市の会社員、荒木文昭容疑者(34)は、平成23年7月、境港市の廃業したガソリンスタンドの屋上で交際していた岡山県新見市の大西美穂さん(当時28)の首をロープで絞めて殺害したとして殺人の疑いが持たれています。
その後の調べで、事件後に女性の携帯電話から「心配しないで」という内容のメールが家族に送られていたことが捜査関係者への取材で新たに分かりました。
調べに対し、荒木容疑者は「女性を殺害したあと、女性になりすましてメールを送信した。携帯電話は岡山県内の川に捨てた」などと供述しているということです。
警察は、事件の発覚を遅らせるためメールを送ったとみて調べを進めています。
-- NHK NEWS WEB