13日午前、大阪・和泉市の工場で、薬品が入ったタンクに70代の作業員の2人が転落し、いずれも死亡しました。事故のあと硫化水素が発生し、警察と消防が一時、付近の住民などに注意を呼びかけました。
13日午前9時前、和泉市伯太町のカーペット製造工場で従業員から「作業員がタンクに落ちた」と消防に通報がありました。
カーペットののり付けに使われる薬品が入った高さ8メートルのタンクの中に、作業員の男性2人が転落し、消防が薬品を抜くなどしておよそ4時間後に救助しましたが、いずれも搬送先の病院で死亡が確認されました。
警察によりますと、死亡したのはタンクの清掃などを請け負っている会社のいずれも70代の作業員だということです。
事故のあとタンクの周辺で有毒な硫化水素が検出されたため、警察と消防は一時、付近の住民などに窓を閉めて外出を控えるよう呼びかけましたが、その後、安全が確認されたということです。
当時は3人で作業していたということで、警察は、安全管理に問題がなかったかなど詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB