最高裁判所の新しい判事に弁護士出身の草野耕一氏が就任し「公正で寛容な社会を形成するために、微力ながらも全力を尽くしたい」と抱負を述べました。
草野判事は63歳。
同じ弁護士出身の鬼丸かおる判事が今月6日に定年退官したのに伴い、13日、新しい最高裁判事に任命されました。
草野判事は昭和55年に弁護士になり、その後、楽天の社外取締役や東京大学大学院の客員教授、それに慶應義塾大学大学院の教授などを歴任しました。
13日夜の就任会見で草野判事は「豊かで公正で寛容な社会を形成するために、微力ながらも全力を尽くしたい」と抱負を述べました。
そのうえで、企業法務に多く携わった経験から「会社を立ち上げようとして失敗した人たちも再びチャレンジでき、安心してリスクに挑めるような社会の寛容さが維持されるために、職務を通じて役に立てたらいいと思う。また、人権に関わる法制度の構築にも力を尽くしたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB