うその投資話で6000万円余りをだまし取ったとして、千葉市の会社の会長らが逮捕された事件で、一緒に逮捕された暴力団員が会長の秘書のような役割をしていたことが、警察への取材で分かりました。警察は、巨額の出資金の一部が暴力団に流れていた可能性もあるとみて捜査しています。
千葉市の「テキシアジャパンホールディングス」の会長、銅子正人容疑者(41)ら10人は、事業の実態がないのにうその投資話を持ちかけ、愛知県の男性など3人から6400万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで逮捕されました。
銅子容疑者は、「KING」と呼ばれる広告塔になり、全国の1万数千人から450億円余りを集めていたとみられています。
警察によりますと、一緒に逮捕された指定暴力団・山口組、弘道会系の組員、中村外喜治容疑者(66)は、会社の設立に関わり出資を募るセミナーを企画するなど、銅子容疑者の秘書のような役割をしていたということです。
警察は、巨額の出資金の一部が暴力団に流れていた可能性もあるとみて捜査しています。
-- NHK NEWS WEB