大手飲料メーカーの「コカ・コーラ ボトラーズジャパン」は、物流コストの高騰などで収益が圧迫されているとして、およそ700人の希望退職者を募ることになりました。
発表によりますと、「コカ・コーラ ボトラーズジャパン」の去年1年間の決算は、最終的な利益が前の年のほぼ半分の101億円となりました。
これは、去年の西日本豪雨で、広島県にある製造工場や物流拠点が被災したことなどが主な要因です。
業績の悪化に加え、人手不足に伴う物流コストの高騰などで収益が圧迫されているとして、会社では社員全体の4%にあたるおよそ700人の希望退職者を募ることになりました。
対象となるのは、45歳以上の社員で、来月11日から28日まで応募を受け付けるということです。
希望退職者の募集は、おととし経営統合によって「コカ・コーラ ボトラーズジャパン」が発足してから初めてだということです。
会社では、大型のペットボトル入りの「コカ・コーラ」や「アクエリアス」などの商品価格をことし4月の出荷分から値上げする予定で、こうした施策を通じて収益力の改善を図りたい考えです。
-- NHK NEWS WEB