和歌山市は、市内に住む男女3人がはしかに感染していたと発表しました。このうち1人は従業員へのはしかの感染が相次いで確認されている、大阪の「あべのハルカス」を訪れたと話しているということで、和歌山市は感染が広がる可能性もあるとして注意を呼びかけています。
和歌山市によりますと、13日までに、市内に住む10代の女子高校生と男子大学生、それに30代の男性会社員の3人がはしかに感染したと医療機関から届け出がありました。
このうち女子高校生は、従業員への感染が相次いで確認されている、大阪 阿倍野区の近鉄百貨店「あべのハルカス近鉄本店」を先月下旬に訪れていたということです。
また男子大学生は、大阪市内ではしかに感染していた人と接触し、先月25日に発症したということです。
さらに30代の男性会社員も先月に仕事で大阪や京都などを訪れていたということです。
このうち男子大学生はすでに回復しましたが、ほかの2人は自宅で療養しているということで、市は3人が大阪などではしかに感染したと見て、経緯を調べています。
和歌山市は「発熱や発疹が出てはしかが疑われる場合はマスクをして、速やかに受診するなど感染を広げないよう対応をお願いしたい」と呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB