現金を使わずに支払いができるキャッシュレス決済の拡大が見込まれることから松江市の3つのタクシー会社が、島根県では初めてスマートフォンでQRコードを読み取って代金を支払う「スマホ決済」を導入する方針を固めたことがわかりました。
関係者によりますとスマホ決済を導入するのは松江市内を中心に営業している同じグループの松江一畑交通、双葉タクシー、ミツワタクシーの3社です。
ヤフーとソフトバンクが共同で去年から始めた「PayPay」と中国のネット通販大手が運営する「アリペイ」というスマホ決済のサービスを3社合わせて125台のタクシーすべてに導入します。
乗客は、専用のアプリをダウンロードしておけば、車内のQRコードをスマホで読み取って代金を入力することで支払いができるようになり、利便性が高まると期待されます。
準備が整えば今月中にも始める予定です。
現金を持たずに支払いができるキャッシュレス決済の拡大が見込まれるなか、タクシー業界では大手の「第一交通」や「日本交通」をはじめ全国のタクシー会社でもスマホ決済を導入する動きが相次いでいます。
業界団体などによりますと島根県内のタクシー会社で導入するのは、今回が初めてだということです。
-- NHK NEWS WEB