東京・大田区の物流倉庫で作業員3人が亡くなった火災で、燃え方などから最上階の天井部分が火元とみられることが捜査関係者への取材でわかりました。最上階は食品を冷蔵するための部屋で断熱材が使われていて、警視庁は、断熱材に燃え移ったことで煙が一気に広がったとみて調べています。
12日午後1時半ごろ、東京・大田区城南島にある大手食品会社の子会社「マルハニチロ物流」の倉庫から火が出て、700平方メートルが焼け、取引先の業者の作業員の50代の男性2人と40代とみられる男性1人の合わせて3人が死亡しました。
これまでの調べで、当時、最上階の5階では冷凍機を入れ替えるため、屋上や外壁で配管の溶接作業が行われていたということですが、その後の調べで、燃え方などから最上階の天井部分が火元とみられることが捜査関係者への取材でわかりました。
最上階の5階は食品を冷蔵するための部屋で、内壁には断熱材が使われていたということです。
警視庁は、火が断熱材に燃え移ったことで煙が一気に広がり、逃げるのが難しくなったとみて、当時の状況を詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB