およそ1000億円の負債を抱えて破産手続き中の「ケフィア事業振興会」について警視庁は15日朝から長野県の関連会社を捜索しています。この会社の元代表は13日自殺していて、警視庁はこれまでの経営実態などを調べています。
出資法違反の疑いで捜索を受けているのは「ケフィア事業振興会」の関連会社で長野県飯田市にある「かぶちゃん農園」です。
15日午前8時すぎに警視庁の捜査員10数人が会社の建物に入りました。
「ケフィア事業振興会」は、「干し柿などの加工食品のオーナーになれば元本を保証したうえで10%前後の利子をつけて払い戻す」などとうたい、この関連会社で柿を生産していましたが、おととしから契約者への支払いが滞っていました。
関連会社の51歳の元代表は「ケフィア事業振興会」の代表の息子で、おととい東京 中央区の自宅マンションで自殺しているのが見つかっています。
警視庁は、今月6日に東京の本社を捜索していて、今後、会社の関係者から本格的に話を聞いて、これまでの経営実態や資金の流れなどの解明を進めることにしています。
-- NHK NEWS WEB