業績が低迷している家具販売大手の「大塚家具」は、14日に予定していた去年1年間の決算の公表を、15日に延期すると発表しました。
大塚家具は、去年1年間の決算を14日に公表する予定でしたが、夜7時前になって、公表を15日に延期することを明らかにしました。
その理由について、「計算の根拠となる資料の収集に時間を要し、作業が当初の予定よりも遅れているため、決算の確定に時間を要する見込みとなった」と説明しています。
また最終的な損益で34億円余りの赤字になると見込んでいる決算の見通しについては、現時点では変更はないとしています。
大塚家具は業績の低迷が続いていて、14日午前、財務基盤の改善に向けて資本増強などを検討し、複数社と協議していることを明らかにしたばかりでした。
上場企業が決算の公表を直前になって延期するのは異例で、大塚家具では「株主、投資家をはじめとする関係者の皆さまには、ご迷惑とご心配をおかけしますことを、心よりお詫び申し上げます」というコメントも発表しました。
-- NHK NEWS WEB