東京 文京区の地下鉄の駅前で男女2人が男に切りつけられて重軽傷を負った事件で、逮捕された元同僚の男は「数時間にわたって2人のあとをつけ、背後から切りつけた」と供述していることが分かり、警視庁は、機会をうかがいながら襲ったとみて調べています。
14日夜、東京 文京区の東京メトロ後楽園駅前の歩道で、近くの会社に勤める役員の男性と社員の女性をナイフで切りつけ、重軽傷を負わせたとして、住所不定・無職の金田隆志容疑者(26)が殺人未遂の疑いで逮捕され、16日に検察庁に送られました。
金田容疑者は2年ほど前まで被害者と同じ会社に勤めていたということですが、その後の調べで、「会社から出てきたあと、数時間にわたって2人のあとをつけた。途中で2人は飲食店で食事をしたが、それが終わるのを待って、背後から切りつけた」と供述していることが、警視庁への取材で分かりました。
事件の動機については「会社を辞めさせられて恨みがあった」と供述しているということです。
警視庁は、数時間にわたって機会をうかがいながら2人を襲ったとみて詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB