滝の水が酒になったという言い伝えがある岐阜県の観光名所、養老の滝の周辺を通る養老鉄道で、升に注いだ地酒を味わいながらほろ酔い気分で電車の旅を楽しむイベントが行われました。
これは、ことし養老鉄道が全線開通から100周年を迎えたことを記念して行われ、事前に応募があったおよそ30人が岐阜県の大垣駅を出発する上り列車に乗り込みました。
参加した人たちは貸し切りの車両に腰を落ちつけ、早速、木製の升に注がれた地酒を堪能しました。
手にした升は養老の滝に近い岐阜県の大垣市でつくられたもので、地元の食品メーカーが用意した弁当も味わって、列車に揺られながら1時間余りのほろ酔い気分の旅を楽しみました。
参加した男性は「列車の揺れで酔いがよく回ります。でも列車の中で飲むお酒はとてもおいしいです」などと話していました。
養老鉄道総務企画課の井口良介さんは「皆さんが楽しんでくれてとてもよかった。地域が一体となった取り組みをこれからも続けていきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB