ロシアのプーチン大統領は、柔道やアイスホッケーに打ち込む姿をテレビを通じて相次いで公開し、66歳になった今も体力に衰えを感じさせない、強い大統領の姿をアピールするねらいがあるとみられます。
ロシアのプーチン大統領は、南部のソチで、今月13日から友好国ベラルーシのルカシェンコ大統領のほか、トルコのエルドアン大統領など、外国の首脳と相次いで会談しました。
ロシアの国営テレビは14日、プーチン大統領がこうした公務の合間をぬって、柔道のロシア代表チームの練習に加わって柔道に打ち込む様子を放送しました。
10代のころから柔道を続けているというプーチン大統領は、この日も柔道着に黒帯をしめ、軽やかな身のこなしで準備運動を行ったあと、相手の選手に次々と技をかけていました。
また、15日はベラルーシのルカシェンコ大統領とともにアイスホッケーの試合に参加し、シュートを決める様子が放送されました。
プーチン大統領は、5年前のクリミア併合などで欧米による制裁が強化されるなど、外交的な対立が続いていることに加えて、国内でもみずからが決めた年金制度改革などで支持率が低下しています。
柔道やホッケーに打ち込む姿の公開は、体力に衰えを感じさせず、欧米とも対じできる強い大統領の姿を国民にアピールするねらいがあるとみられます。
-- NHK NEWS WEB