新潟県湯沢町の山中で整備されていない斜面を滑るバックカントリースキーをしていて、16日から行方がわからなくなっていた男性2人が、18日午前、現場近くの山中で救助されました。2人はいずれも命に別状はなく、警察に対し「視界が悪い中を進んで道に迷ってしまった」などと話しているということです。
救助されたのは神奈川県藤沢市の自営業、大川隆央さん(59)と東京 世田谷区の会社員、加藤康博さん(38)です。
警察によりますと、2人は16日から1泊2日の予定で新潟県湯沢町三俣の「かぐらスキー場」を訪れ、コース外で整備されていない斜面を滑るバックカントリースキーをしていましたが、16日夕方になっても宿泊する山小屋に戻りませんでした。
このため警察や消防などが、17日に続いて18日も2人が滑ったとみられるスキー場周辺を中心に捜索を進めたところ、午前9時前に警察のヘリがスキー場近くの山頂から南側におよそ1.4キロ離れた山中で2人を発見し救助しました。
2人は病院で手当てを受けましたがいずれも自力で歩くことができ、命に別状はないということです。
2人は警察に対し「視界が悪い中、自分たちの力を過信して進んで道に迷ってしまった。雪に穴を掘って寒さをしのいでいた」などと話しているということです。
警察は当時の詳しい状況を調べています。
-- NHK NEWS WEB