イギリスのEU離脱に伴う経済への影響が懸念される中、オランダ政府は、仕事を邪魔する「ブレグジット」と名付けたキャラクターで、経済や生活への影響に備えるよう呼びかけるユニークな取り組みを始めました。
オランダのステフ・ブロック外相は14日、イギリスのEU離脱を意味する「BREXIT」と書かれたTシャツを着た青い毛むくじゃらのキャラクターが、机の上に横たわって仕事を邪魔している写真を自身のツイッターに投稿しました。
写真には「ブレグジットがあなたや会社に及ぼす影響を確認しましたか?ブレグジットがあなたの邪魔をしたり目の前で横になったりしないように気をつけて」という文章も添えられ、写真ではブロック外相が両手を上げて「困った」というしぐさをしています。
このキャラクターは、イギリスのEU離脱の先行きが見通せない中、経済や生活への影響に備えるよう国民に呼びかけるためにオランダ政府が作ったもので、「ブレグジット」くんは政府の公式サイトでも、パソコンに向かう女性のひざの上に乗って仕事を邪魔しています。
イギリスはオランダの主要な貿易国の1つで、オランダ政府は来月29日に期限を迎えるイギリスのEU離脱は経済への大きな打撃になるとして警戒を強めています。
-- NHK NEWS WEB