23日のニューヨーク株式市場は、トランプ大統領が掲げる経済政策の詳細がわからず、先行きの不透明感がぬぐえないとして売り注文が出てダウ平均株価は先週末より値下がりしました。
23日のニューヨーク株式市場は、トランプ大統領がアメリカの大手企業の幹部などと会合を開き、減税や規制緩和の方針を示したものの、投資家が期待した具体的な道筋が示されなかったため売り注文が広がりました。
このためダウ平均株価は、一時先週末より90ドル以上値下がりし、その後は買い戻しの動きも出ましたが結局、先週末より27ドル40セント安い1万9799ドル85セントで取り引きを終えました。
市場関係者は、「トランプ大統領が会合で規制緩和の規模や法人税率の引き下げ幅には言及したものの、どう進めるかといった具体的な内容を明らかにしなかったため失望感が広がった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB