全日空と日本航空は、ことし4月と5月に発券する国際線の運賃について、「燃油サーチャージ」と呼ばれる特別料金を大幅に引き下げます。原油価格の下落に伴うもので北米やヨーロッパ向け路線は、片道1万円以上の引き下げとなります。
燃油サーチャージは、航空会社が航空機の燃料価格に応じて国際線の運賃に上乗せする特別料金で、2か月ごとに見直しています。
これについて全日空と日本航空は、原油価格の下落で航空機の燃料が値下がりしているとして、ことし4月と5月に発券する分を大幅に引き下げると発表しました。
いずれも片道分の燃油サーチャージで、
▽北米やヨーロッパなどとの路線は1万7500円から7000円に、
▽ハワイやインドネシアなどとの路線は1万1000円から4000円に、
▽タイやシンガポールなどとの路線は8500円から3000円に、
▽グアムやベトナムなどとの路線は5000円から2000円に、
▽中国や台湾、香港との路線は4500円から1500円に、
▽韓国との路線は1500円から300円に引き下げます。
ことし4月から5月にかけての10連休は、海外へのツアーの予約が相次いで満席になっていますが、今回の燃油サーチャージの引き下げは、4月以降に航空券を購入する利用者の負担の軽減にもつながることになりそうです。
-- NHK NEWS WEB