富山県で見つかった深海魚「リュウグウノツカイ」が、水産加工会社の手で乾燥されて地元で展示され、話題を集めています。
富山県の沖合などでは、去年10月から今月にかけて、深海に生息する巨大な魚「リュウグウノツカイ」が相次いで見つかっています。
富山県射水市の「新湊きっときと市場」ではこのうち、今月1日に定置網にかかり、その後死んだ体長3メートル85センチの1匹を乾燥させて展示しています。
市内の水産加工会社が、干物のように内蔵を取り除いて、濃い塩水につけたあと10日余り乾燥させたもので、表面に銀色などの着色が施され生きていた時の姿が再現されています。
神奈川県から訪れた60代の男性は「食べることができない干物ですが、体の長さに驚きました」と話していました。
この施設では、ダイオウイカの巨大スルメも展示されていて、リュウグウノツカイを引き取った鮮魚店の土屋和久社長は「リュウグウノツカイの干物と巨大スルメを同時に見られる場所はここだけなので、多くの人に見てほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB