強豪チームが今シーズン限りでの廃部を発表するなど厳しい状況にある日本のアイスホッケーを盛り上げようと、日本アイスホッケー連盟とアジアリーグなどは来月、日本代表の試合やおよそ15年ぶりの開催となるアジアリーグのオールスター戦などを組み合わせた、異例のイベントを都内で開くことになりました。
日本のアイスホッケー男子は、アジアリーグで優勝4回を誇る強豪、「日本製紙クレインズ」が企業の主力事業の収益悪化などにより、今シーズン限りの廃部が決まり、日本のトップチームが3チームだけになるなど厳しい状況に置かれています。
こうした中、関係者によりますと日本アイスホッケー連盟とアジアリーグなどは来月23日と24日に東京の西東京市で、日本代表がアジアリーグの外国人選手を含めた選抜チームと対戦する試合やアジアリーグの国内チームから選抜された選手によるオールスター戦などを組み合わせたイベントを開催することになりました。
オールスター戦の開催はおよそ15年ぶりとなるほか、首都圏での日本代表の試合は7年ぶりになるということです。
日本のアイスホッケーの将来に危機感を抱いた関係者が、多くの観客が見込まれる都内でのイベント開催を目指して去年の年末から準備を進めてきたもので、オールスター戦と代表の試合を組み合わせる異例の取り組みで国内のアイスホッケーを盛り上げるねらいがあります。
-- NHK NEWS WEB