スマートフォンの販売が世界的に伸び悩む中、最大手のサムスン電子は、広げた状態ではタブレット端末のように使えて、折り畳むとスマホとして使える新たな端末をことし4月に発売すると明らかにし、画面が折りたためる端末をめぐって各社の競争が激しくなりそうです。
世界でスマートフォンの販売が伸び悩む中、最大手の韓国のサムスン電子は20日、アメリカ西海岸のサンフランシスコで新しいスマートフォンを発表しました。
このうち、「ギャラクシーフォールド」は広げた状態ではタブレット端末のように使えて、画面を本のように折り畳むとスマートフォンとして使えます。
地図などが表示されているスマートフォンの画面を広げると、自動的に画面の表示も拡大されます。
ことし4月26日にアメリカで発売し、価格は最も安い機種で1980ドル、日本円でおよそ22万円だということです。
スマホ事業を統括するコ・ドンジン部長は発表会で、「スマホのイノベーションの時代は終わったと言われてきたが、きょうは新たな始まりだ」とアピールました。
画面が折りたためるスマホをめぐっては、すでに中国のメーカー、ロヨルが販売しているほか、ファーウェイや、中国メーカーの子会社となったモトローラが近く発売する見通しで、各社の競争が激しくなりそうです。
-- NHK NEWS WEB