大手ゼネコン、大林組の社員が就職活動でOB訪問に来た女子大学生にわいせつな行為をしたとして逮捕された事件で、この社員は「詳しい説明を事務所でする」などと言って女子大学生をマンションに連れて行った疑いがあることが分かりました。就職活動で利用されているアプリを通じて複数の大学生に会っていたとみられ、警視庁が捜査しています。
大手ゼネコン、大林組の社員、宗村港容疑者(27)は先月27日、就職活動でOB訪問に来た20代の女子大学生に東京・港区のマンションの部屋でわいせつな行為をしたとして、強制わいせつの疑いで逮捕されました。
就職活動をしている学生と大学OBをつなぐスマートフォンのアプリに登録していて、女子大学生とは、当日、初めて会ったということです。
その後の調べで、宗村容疑者は、本社のそばの喫茶店で話をしたあと、「近くに事務所があるのでパソコンで資料を見ながら詳しく説明する」などと言って、マンションの部屋に連れて行った疑いがあることが、警視庁への取材で分かりました。
アプリを通じてほかにも就職活動中の複数の大学生に会っていたとみられ、警視庁が詳しいいきさつを調べています。警視庁によりますと、調べに対して容疑を一部否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB