埼玉県を徹底的にこきおろした表現が話題になったコミックが原作の映画「翔んで埼玉」の上映が22日から始まり、主演の二階堂ふみさんらが舞台あいさつを行いました。
「翔んで埼玉」は、埼玉県を徹底的にこきおろした表現が話題となり、60万部を超えるヒット作となったコミックが原作で、今回、実写版の映画が製作されました。
映画の上映が始まった22日、東京・中央区の映画館で、主演の二階堂ふみさんやGACKTさんらが舞台あいさつを行いました。
二階堂さんらが舞台のくす玉を割ると、「脱ダサイタマ」と書かれた垂れ幕が現れ、観客の笑いを誘っていました。
埼玉県の印象を聞かれた二階堂さんは、「ロケの撮影現場を提供していただくことが多く、懐が深い方が多い印象です。埼玉県知事にも映画を公認していただき、撮影を通じて埼玉をより好きになりました」と話していました。
また、GACKTさんは「埼玉県はずっといじられる存在であってほしいです。この映画が埼玉県の発展につながることをほんの少し祈っています」と話していました。
映画を見た埼玉県の50代の女性は「知っている場所が出て親近感がわきました。全国の人たちに映画を見て埼玉に来てよさを知ってほしい」と話していました。
映画の公開にあわせて埼玉県では、鉄道会社が、映画に登場する東京への「通行手形」を発行したり、埼玉の人になじみの深い和菓子メーカーが映画のタイトルが入ったまんじゅうを販売したりと、全国の注目が集まるチャンスとばかりに盛り上がりを見せています。
-- NHK NEWS WEB