東京 足立区で研究用の人体の模型などを作っていた会社の関係先におよそ500人分の人の骨が放置されていたことが分かりました。骨はインドから持ち込まれたものとみられ、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
大量の人の骨が見つかったのは、東京 足立区にある羽原骨骼標本研究所が所有する住宅の敷地です。
警視庁によりますと、去年11月、骨のようなものがあるのを警察官が見つけ、その後、建物の中などを調べたところ、頭蓋骨などおよそ500人分に上ることが分かったということです。
警視庁が専門家に依頼するなどして鑑定した結果、見つかった骨はほとんどがインドなど外国人のものとみられ、死後数十年ほど経過しているということです。
この会社は以前、大学病院などで研究用として使われる人体の模型や骨格標本などを製作していましたが、10年以上前から閉鎖している状態だったということです。
また、会社の社長は「骨は先代の社長がインドから輸入したものだ」と説明しているということです。
警視庁は、大量の骨が放置されていたいきさつについてさらに調べています。
-- NHK NEWS WEB