22日のニューヨーク株式市場は、アメリカと中国の貿易問題をめぐる協議が進展するとの期待から買い注文が広がり、ダウ平均株価は、去年11月以来となる2万6000ドル台まで値上がりしました。
22日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて、181ドル18セント高い、2万6031ドル81セントでした。
これは、ことしの最高値で、終値で2万6000ドル台をつけるのは去年11月8日以来、3か月半ぶりのことです。
この日の取り引きは、ワシントンで行われている貿易問題をめぐる米中の閣僚級協議が進展することへの期待から、幅広い銘柄で買い注文が出て、交渉期間の延長についても、合意をさぐる動きが活発になっているためと受け止められました。
市場関係者は、「米中協議についてトランプ大統領が交渉の延長を示唆する発言をしていることで期限が迫っても市場は落ち着いた動きとなっている。一方で、EU=ヨーロッパ連合との自動車関税などをめぐるやり取りが不安要素となっていて、値上がり幅を抑えている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB