夏の全国高校野球で優勝校に渡される深紅の大優勝旗が、100回の節目を迎える来年の大会からリニューアルされることになりました。
夏の全国高校野球の優勝旗は黒みを帯びた赤色で、深紅の大優勝旗と呼ばれ、歴代の優勝校に引き継がれてきました。
現在の優勝旗は昭和33年の40回大会から使われている2代目で、大会を主催する朝日新聞社と高野連=日本高校野球連盟は、100回の節目を迎える来年の大会に合わせて、優勝旗を60年ぶりにリニューアルすることを決めました。
3代目となる新しい優勝旗も深紅の色やハトと月けい樹を模したデザインは踏襲され、現在のものと同じ、京都の伝統工芸、西陣織の中でも最高級のつづれ織りという技法で作られるということです。
費用はおよそ1200万円で、京都市にある旗の製造会社に製作を委託し、ことし6月から生地を織りはじめ、来年4月ごろの完成を予定しているということです。
また、地方大会の優勝旗も合わせてリニューアルされるということです。
-- NHK NEWS WEB