23日午前、広島県神石高原町で大型ミキサー車が道路脇の崖からおよそ10メートル下に転落し、乗っていた男性2人がけがをしました。警察は、凍結した路面でスリップしたと見て事故の原因を調べています。
23日午前10時半ごろ、広島県神石高原町の町道で大型ミキサー車が崖の下に転落したと、通りかかった車のドライバーから消防に通報がありました。大型ミキサー車は、道路脇の崖からおよそ10メートル下に転落し、上下逆さまの状態になっていて、運転席と助手席にいた男性2人が一時、車内に閉じ込められました。
消防の救急隊が駆けつけ、およそ2時間後に運転手の50代の男性が助け出されたのに続いて、さらに1時間後に助手席にいた70代の男性も救助されました。2人はけがをして病院に運ばれましたが、いずれも意識はあるということです。
警察によりますと、大型ミキサー車は岡山県倉敷市から神石高原町の会社までおよそ13トンのセメントを運ぶ途中だったということです。現場は、山あいを走る幅5メートルほどの道路で、緩やかに右にカーブしていて、当時、路面のところどころに雪が残り凍結していたということです。警察は、ミキサー車がスリップして道路脇から転落したと見て事故の原因をさらに調べています。
-- NHK NEWS WEB