アメリカ映画界最高の栄誉とされるアカデミー賞の授賞式が日本時間の25日午前10時から始まります。日本の作品では、外国語映画賞に是枝裕和監督の「万引き家族」、長編アニメーション賞に細田守監督の「未来のミライ」がそれぞれノミネートされていて、受賞なるか注目が集まっています。
ことしで91回目を迎えるアカデミー賞の授賞式はアメリカ・ハリウッドで行われ、各賞の受賞作品が発表されます。
このうち外国語映画賞には是枝裕和監督の「万引き家族」がノミネートされています。
「万引き家族」は東京の下町で年金をあてに暮らしながら足りない生活費を万引きで稼ぐ家族を描いた作品で、去年、世界3大映画祭の1つ、カンヌ映画祭で最優秀賞にあたるパルムドールを受賞するなど、国内外で高い評価を受けています。
受賞すれば、日本の作品としては2009年の滝田洋二郎監督の「おくりびと」以来、10年ぶりとなります。
また長編アニメーション賞には細田守監督の「未来のミライ」がノミネートされています。
「未来のミライ」は4歳の男の子が未来から来た妹と出会い、時を超えて冒険をする物語で、今月、「アニメ界のアカデミー賞」と呼ばれるアニー賞でインディペンデント作品賞を受賞するなど、この作品も国内外で高い評価を受けています。
受賞すれば、日本の作品としては2003年の宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」以来、16年ぶりとなります。
アカデミー賞の授賞式は日本時間の25日午前10時、現地時間24日午後5時から始まります。
-- NHK NEWS WEB