アメリカと中国は貿易問題をめぐって、当初の予定を延長して24日まで閣僚級の交渉を行っています。トランプ大統領は習近平国家主席との首脳会談で最終的な合意を目指す意向を示していますが、中国側が抵抗する問題で残る隔たりを埋められるか注目されます。
アメリカと中国は来月1日を期限に貿易問題をめぐる交渉を続けていて、ワシントンでは当初の予定を延長して24日まで4日間にわたって閣僚級の交渉を行っています。
トランプ大統領は現地時間の24日の朝、ツイッターに「23日には中国ととても生産的な交渉を行った。24日も交渉を続ける」と投稿して、交渉は順調に進んでいると強調しました。
トランプ大統領は交渉が進展すれば、来月1日の交渉期限を延長したうえで、フロリダ州の別荘で来月中に習近平国家主席との首脳会談を開き、最終的な合意を目指す意向を示しています。
しかし中国側はアメリカが求める国有企業への優遇策などの見直しは国の根幹に関わる問題だとして抵抗しているものとみられ、閣僚級の交渉で残る隔たりを埋められるか注目されます。
-- NHK NEWS WEB