25日朝、東京と千葉を結ぶJR中央・総武線の駅で停電が起き、千葉の西船橋駅と東京の三鷹駅の間で、4時間余りにわたって運転を見合わせ、28万人に影響が出ました。JR東日本が始発前に線路の橋の工事を行っていて、JRは工事で出た火花の影響で送電ケーブルが燃えたことが停電の原因とみて調べています。
25日午前5時ごろ、JR中央・総武線の御茶ノ水駅や水道橋駅など4つの駅で停電が起きました。
この影響で中央・総武線の各駅停車は千葉の西船橋駅と東京の三鷹駅の間の上下線で、中央線の快速電車は東京駅と新宿駅間の上下線で4時間余りにわたって運転を見合わせました。
また、東京メトロの東西線も一時、JR総武線の各駅停車との直通運転を取りやめました。
御茶ノ水駅や水道橋駅など、11の駅で入場規制が行われたほか、ほかの鉄道会社への振り替え輸送が行われるなどし、28万人に影響が出ました。
水道橋駅と飯田橋駅の間の線路の橋では、25日未明から始発前にかけてJR東日本が改良工事を行っていて、直前には部材を切断する作業が行われていたということです。
JR東日本は、この時、出た火花が作業で使っていた防火用シートに残っていた可能性があり、火が送電ケーブルに燃え移り、停電につながったとみて調べています。
-- NHK NEWS WEB