IT関連のベンチャー企業が集まる東京の五反田駅周辺で、若手エンジニアが「はしご酒」を楽しむように企業のオフィスをめぐるイベントが始まりました。
イベントはベンチャー企業などでつくる団体と転職サイトの運営会社が初めて企画しました。
転職を考えている若手のエンジニアらを対象に、オフィスで酒や食事をふるまいながら仕事の内容を説明するなどして、五反田に集まるIT企業の魅力を知ってもらい、人材の確保につなげるねらいです。
25日から5日間行われるイベントには、14の企業が参加し、このうち飲食店向けの顧客管理のシステムを開発している会社では責任者が仕事の詳しい内容を説明し、参加した人たちが社内の雰囲気などを質問していました。
26歳の男性は「受け身ではなく、自分が気になっていることを聞きやすかったのでよかったです」と話していました。
イベントを企画した団体の黒佐英司代表理事は「いろいろな企業を回ることで違いを感じてもらい、魅力的な企業を探してもらいたい」と話していました。
経済産業省によりますと、国内のIT関連の人材は2015年の時点でおよそ17万人不足し、その数は年々拡大しているとみられています。
-- NHK NEWS WEB