今のハイビジョンより画質がはるかに鮮明な4K・8Kと呼ばれる新しいテレビのBSでの実用放送について、NHKと民放の合わせて10の事業者が総務省から放送を認められ、24日に高市総務大臣から認定証が交付されました。
NHKなどが去年から試験放送を行っている、4K・8Kは、画素数を大幅に増やすことによって、今のハイビジョンより画質がはるかに鮮明で、臨場感あふれる映像と音響が楽しめます。
この4K・8KのBSでの実用放送について、NHKと民放キー局の子会社など、合わせて10の事業者が総務省から放送を認められ、24日、高市総務大臣から各事業者の代表に認定証が交付されました。
このうち、NHKは4Kと8Kの2つのチャンネルが認められ、来年12月からの実用放送の開始を目指すことにしています。
高市大臣は「高精細で臨場感と迫力のある放送を実施することで、日本の放送の未来を切り開き、経済成長や国際競争力の強化にもつなげてもらいたい」と述べました。
一方、4K・8K放送を受信できるテレビはまだ市販されておらず、視聴するには、今後発売が予定される対応機器をそろえる必要があります。
-- NHK NEWS WEB