大手電力10社は、ことし4月の電気料金をそろって値下げすることになりました。火力発電の燃料の輸入価格が下落したためで、1年余り続いていた電気料金の値上げ傾向に歯止めがかかった形です。
各社の発表によりますと、ことし4月の電気料金は、使用量が平均的な家庭で、
▽沖縄電力が112円、
▽北海道電力が96円、
▽九州電力が87円、
▽四国電力が59円、
▽中国電力が55円、
▽東京電力が54円、
▽北陸電力が52円、
▽東北電力が39円、
▽中部電力が18円、
▽関西電力が12円の値下げになります。
これは火力発電の燃料となる石油、天然ガス、石炭の輸入価格が下落しているためで、九州電力では26日発表した原発の再稼働による料金値下げも影響しています。
全社がそろって値下げするのは1年4か月ぶりで、1年余りにわたって続いていた電気料金の上昇傾向に歯止めがかかった形です。
都市ガス大手も、天然ガスの輸入価格の下落で4社すべてが4月のガス料金を値下げします。
使用量が平均的な家庭で見ると、
▽大阪ガスは経営効率化による値下げも行うため50円下がるほか、
▽東京ガスは14円、
▽東邦ガスは13円、
▽西部ガスは10円の値下げになります。
-- NHK NEWS WEB