今月、東京 大田区の倉庫で起きた火災で死亡した3人の作業員らは、取り残された人たちを救助しようとしたり、消火作業を行ったりしていて火災に巻き込まれていたことがわかりました。
今月12日、東京大田区城南島にある大手食品会社の子会社「マルハニチロ物流」の倉庫で火災があり、3人が死亡しました。
警視庁が身元の確認を進めたところ、3人はいずれも取引先の業者で、江東区の会社員、宮地伸哉さん(53)と、足立区のアルバイト、近千智さん(53)、それに、横浜市港北区の配管工、村田栄二さん(48)とわかりました。
3人は火元とみられる最上階の5階で見つかり、宮地さんは取り残された人たちを救助しようとした際に、村田さんは消火作業を行っていた際に火災に巻き込まれたということです。
当時、屋上部分などでは配管の溶接作業が行われていたということで、警視庁は業務上過失致死の疑いで火災の原因を調べています。
-- NHK NEWS WEB