28日のアジアの株式市場は午後になって、米朝首脳会談の結果に対する悲観的な見方から韓国で株価が下落し、シンガポールでも下げ幅が拡大しています。
28日のアジアの株式市場は多くの市場でいくぶん売り注文が出ていましたが、午後になって、米朝首脳会談の日程で予定されていた昼食会が開かれずに会談が終了したと伝わると、韓国で株価が大きく下落したほか、シンガポールでも下げ幅が拡大しました。
各地の代表的な株価指数は韓国がおよそ1.7%下落して取り引きを終えたほか、日本時間の午後4時現在で、シンガポールがおよそ0.8%の下落となるなど売り注文が広がっています。
市場関係者は「米朝が非核化で合意できなかったことが投資家の間で悲観的に受け止められている。外国為替市場では韓国の通貨・ウォンも売られている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB