27日のニューヨーク株式市場は、インドとパキスタンの軍事的な緊張が高まっていることを受け、いわゆる「地政学リスク」が意識され、ダウ平均株価は値下がりしました。
27日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて72ドル82セント安い2万5985ドル16セントで、4営業日ぶりに2万6000ドルを割り込みました。
インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方で両国の軍による攻撃が続く中、市場ではいわゆる「地政学リスク」が高まっているとして、この日は取り引き開始から売り注文が広がりました。
ダウ平均株価は一時、前の日に比べて180ドルを超えて値下がりする場面もありました。
市場関係者は、「インドとパキスタンが対話によって緊張緩和を図れるかに、市場の関心が集まるとともに、米朝首脳会談の成果を見極めたいとして、慎重な取り引きが目立った」と話しています。
-- NHK NEWS WEB