3月1日から暮らしに身近な食品の値上げが相次ぎます。メーカー側の人件費などの上昇が要因ですが、節約志向が根強い中、消費への影響が注目されます。
人手不足による人件費の上昇や、原材料費の上昇を背景に、食品メーカーが希望小売価格や出荷価格を相次いで値上げします。
1日から値上げされるのは、さばの缶詰やちくわなどの練り製品、それにアイスクリームなどです。
さばの缶詰では「マルハニチロ」と「極洋」が1日の出荷分から7%から10%値上げします。
ちくわなどの練り製品は「日本水産」と「紀文食品」が1日の出荷分から5%から15%値上げします。
このほか、食品メーカーの「シマダヤ」が冷蔵うどんなどを3%から10%値上げします。
また、アイスクリームでは「ロッテ」や「江崎グリコ」、「森永乳業」などが1日の出荷分から値上げし、値上げ幅は6%から12%になります。
消費者の節約志向が根強い中、スーパーなどは小売価格に転嫁するかどうか慎重に検討していますが、来月以降も牛乳や清涼飲料、それに即席麺などの値上げが続く予定で、消費への影響が注目されます。
-- NHK NEWS WEB